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2026年1月20日(火) 18:55

ヤクルトと広島に見る計測機器が生む育成格差


ここに注目

設備投資の差が育成と編成に長期的に波及する

ラックマンやラプソードといった計測機器は、球速や回転数、打球角度などを数値化する装置である。NPBは2019年にTrackManと契約し、球場データの利活用が進んだ。機器の導入費は数十万〜数百万円に上り、携帯型トラックマンB1は約322万3000円と報じられている。

投資余力のある球団は専門人材を雇い、データを選手育成に細かく結びつけている。東京ヤクルトスワローズは外部解析サービスと契約し、二軍施設の整備も進めている。一方、広島東洋カープは伝統的な現場主義を保ち、かつてはトラックマンを導入しない球団と報じられた。

設備の差は計測回数や分析精度に影響し、若手が数値で評価される機会の格差を生みうる。機器だけで成績が決まるわけではないが、長期的には投資格差が編成や選手流動に波及しやすい。

行政規模のデータ共有や外部サービスの利用は、格差緩和の一手になりうる。個人で機器を購入する動きも出ており、日本ハムの万波は自腹でトラックマンを買ったと報じられた。

NPBは公式データの一括管理を進め、2025年には利活用の枠を広げている。データ人材を採る球団は指標の解釈力を高め、投手設計や打撃改善を迅速に行う。現場と解析の協働が進まなければ、投資は単なる数字の蓄積に終わる。

ポイント

Q
トラックマンとは何か?
A
球の速度や回転、打球角度などを詳しく計測する弾道測定器で、球団育成や審判研修でも使われる。
Q
設備投資は育成に影響するか?
A
計測回数や解析人材で差が出るため、長期的に選手機会や編成に影響する可能性がある。
Q
東京ヤクルトスワローズと広島東洋カープの違いは?
A
ヤクルトは外部解析と施設整備で投資を強め、広島は現場重視の独自育成で成果を出している。

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