
2025年12月4日(木) 06:44
育成選手125人の自由契約公示とドラ1戦力外が映すNPB育成制度の光と影
ここに注目
育成125人の自由契約が制度の使い方と選手の将来を問い直している。
NPBは2025年10月31日、2026年度の育成選手保留者名簿と2025年度の育成選手の自由契約選手を公示した。今季の育成登録230人のうち、保留は105人、残り125人が自由契約となった。この数字が、育成制度の強さと課題をはっきり示している。
自由契約の中には、ヤクルトの西舘昂汰、阪神の森木大智、ソフトバンクの風間球打といったドラフト1位投手がいる。3人はけがや成績の波で支配下から外れ、育成契約で復活を目指してきたが、わずか数年で名簿からも外れた。ドラ1が育成転向から短期間で整理される流れに、戸惑いを持つファンは多い。
球団ごとの育成枠の使い方も違いが大きい。保留者が最多のソフトバンクは20人を抱え、最少の楽天は2人にとどまる。多くの若手を長く見る球団と、枠をしぼる球団が並ぶことで、選手の居場所や出場の機会は大きく変わる。
一方で、育成制度がけが明けの選手や独立リーグ出身の選手に道を開いてきた事実も重い。NPBはセカンドキャリアに関するアンケートや情報誌「NEW BALL」などで引退後支援にも取り組んでいる。育成枠の数だけでなく、自由契約となった125人の学び直しや仕事探しをどう支えるかが、これからの大きなテーマである。
ポイント
Q
今回公示された育成の人数は?A
育成保留者は105人で、自由契約の育成選手は125人と公表された。
Q
ドラ1の誰が育成で自由契約?A
西舘昂汰、森木大智、風間球打の3人が、育成契約から自由契約として公示された。
Q
球団ごとの育成枠の違いは?A
育成保留者はソフトバンクが20人で最多、楽天は2人で最少と、球団ごとに大きな差がある。
Q
育成制度の光と影はどこか?A
出場機会を広げる一方で、短い契約の中で多くの選手が将来や生活への不安を抱えやすい点が課題とされる。