
ダルビッシュ9位と吉田正尚 日系大型契約のリスク
ここに注目
日系スターの大型契約がもたらす成績リスクと評価の揺れを数字から整理する考察である
米メディアThe Athleticが2025年12月1日(米国時間)に公開した「MLBワースト契約ランキング」で、サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有が9位に入った。ボストン・レッドソックスの吉田正尚も10位圏外の“次点”とされ、日本人選手の大型契約の難しさが浮かんだ。
ダルビッシュは2022年に防御率3.10、194.2回でサイ・ヤング賞候補となり、その実績を背景に6年総額1億800万ドル(約169億円)の延長契約を得た。しかし2023年から2025年までの3年で290回、防御率4.41にとどまり、2025年10月には右肘の内側側副じん帯と屈筋腱の手術を受け、2026年シーズン全休が決まった。40歳近い先発投手に長期契約を与えるリスクを、数字がはっきり示している。
吉田はレッドソックスと5年総額9000万ドルの契約を結び、2023年は打率.289、15本塁打、72打点、2024年も打率.280と打撃では役割を果たしてきた。一方で守備位置は左翼か指名打者に限られ、2024年10月の右肩手術で2025年は55試合、打率.266、4本塁打にとどまった。今後2年で年平均1800万ドル超の支払いが残る中で、外野と指名打者の定位置が埋まり、クラブは起用法に頭を悩ませている。
日本の一部メディアはこの状況を「90M問題」と呼び、契約総額と現在の役割のずれを議論している。ただしThe Athleticの評価は、あくまで2026年以降の費用対効果を切り取ったものであり、選手としての価値を決めつけるものではない。長期契約はリスクと同時に再起の時間も与える。ダルビッシュがリハビリから戻った時、吉田が肩の不安を乗り越えて守備の幅を広げた時、このランキングは別の意味を持つ可能性がある。
ポイント
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参考URL
- 〖MLB〗「最悪の契約ランキング」来季全休のダルビッシュが9位……吉田正尚は“次点”で「扱いが難しい存在」と米メディア指摘
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