
岡本和真はヤンキース向き?村上宗隆との比較評価が白熱
ここに注目
ヤンキースには右打ちで守備も安定した岡本が現実的な補強案となる。
巨人の主砲・岡本和真と東京ヤクルト・スワローズの4番・村上宗隆が、そろってポスティングでMLB移籍を目指している。ニューヨーク・ヤンキースの補強候補として、この2人を比べる議論が日米で熱を帯びている。
今オフのFA市場では、村上がより高い評価を受けている。MLB.comが取り上げたFA打者トップ10では村上が7位、岡本は9位と紹介され、若さと天井の高さを持つ村上が「大物」と見られている。一方で、米専門サイトや予想記事の多くは、契約総額で村上が1億ドル級、岡本は4年6400万ドル前後と見積もり、期待値とリスクの差を数字で示している。
実績だけ見れば、どちらも一流である。村上はNPB8年で通算246本塁打、打率.270を記録し、2022年には56本塁打で三冠王を獲得した。2025年も56試合で打率.273、本塁打22本と、短い出場で強烈な長打力を示した。対して岡本は11年で248本塁打、打率.277。.327/.416/.598、15本塁打を残した2025年は、左ひじの故障で69試合に限られながらも、高い打撃内容を証明したシーズンである。
違いがはっきり出るのは「打席の安定感」と守備である。村上はここ3年の三振率が28〜30%と高く、2025年も56試合で64三振を喫した。将来的な守備位置も三塁固定とは言い切れず、一塁や指名打者中心という評価が多い。一方、岡本は2025年の三振率が11.3%と低く、四球と三振が同数という数字も残している。三塁と一塁の両方でゴールデングラブを受賞した実績があり、守備面を含めた総合力は岡本に分がある。
ヤンキースの現在のロースター事情も、岡本推しの論調を強めている。2025年はベン・ライスとライアン・マクマホンという左打ちの一、三塁手に、外野にもコディ・ベリンジャーやトレント・グリシャムら左打者が並んだ。チーム全体の三振は1,463個、1試合平均9.03個でMLB30球団中3番目に多く、そこにさらに高い三振率の左打者を加えるべきかという疑問は大きい。
ヤンキー・スタジアムの右翼ポール際は314フィート(約96メートル)と近く、左打ちの大砲には魅力的な球場である。村上のようなプルヒッターにとって理想的な環境と言える一方で、すでに左の長距離砲が多い打線との重なりは無視できない。対して岡本は右打ちで、逆方向にも強い打球を運べる打撃スタイルとされ、右中間への伸びる打球で十分にスタンドを狙える。
米メディアの一部は「真のスター性は村上、ヤンキースの現実解は岡本」と整理している。将来MVP級まで伸びる可能性を買うなら村上、2026年開幕から計算できる中軸と内野守備を求めるなら岡本という見方である。日本のファンの間でも、「夢を追うなら村上」「優勝を近づけるなら岡本」という二項対立が動画配信やSNSで繰り返されている。
最終的にヤンキースがどちらを選ぶかは、投手補強との優先順位やペイロールの上限に左右される。それでも、右打ちで三振が少なく、一塁と三塁を高いレベルで守れる岡本は、「ヤンキースらしい現実的な補強案」として、今後も議論の中心に立ち続けるはずである。
ポイント
SNSの反応
関連ニュース
参考URL
- 岡本和真はヤンキース補強の「理にかなう」「村上はフィットしない」 米メディアが分析する根拠
- Kazuma Okamoto, Kona Takahashi posted for MLB free agency
- Munetaka Murakami posted for MLB teams in free agency
- Yankees Ease Off Offensive Boost To Focus On Japanese Ace
- 25-Year-Old NPB Slugger Murakami Ranks 7th in MLB Free Agent Batting
- MLB Free Agent Rankings 2026: Kyle Tucker Leads List
- Yankees linked to non-Munetaka Murakami Japanese slugger with 277 home runs
- Yankee Stadium