
佐々木朗希が二球で締めたNLDS第2戦:ロサンゼルス・ドジャースの1点差死守と“勝利の方程式”の現在地
| 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | 安 | 失 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| LAD | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4 | 0 | 0 | 4 | 7 | 0 |
| PHI | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 3 | 7 | 0 |
緊張の9回は一打同点、佐々木朗希が二球で幕を引く接戦
9回2死一三塁で登板し 二球でトレイ・ターナーを仕留めた
結論から書く。佐々木朗希が試合を閉めた。相手はフィラデルフィア・フィリーズの主軸、トレイ・ターナーだ。状況は9回、2死一三塁。点差は1。打球は二塁へ転がり、トミー・エドマンがさばき、フレディ・フリーマンが土手で拾ってアウト。二球で終幕だ。
舞台はシチズンズ・バンク・パーク。現地時間10月6日18:08開始(東部時間)、日本時間10月7日7:08。入場者は45,653人。序盤は投手戦だった。ロサンゼルス・ドジャースの先発はブレイク・スネル。6回1安打無失点、9奪三振、4四球。強打線をねじ伏せた。一方、フィラデルフィア・フィリーズのヘスス・ルザルドも好投。6回3安打2失点(自責2)、5奪三振、1四球だ。空気は張りつめた。
均衡が動いたのは7回だ。キケ・ヘルナンデスの内野ゴロで先制。続けてウィル・スミスが左へ2点打。さらに大谷翔平が右前へ運び、4-0になった。相手救援はオリオン・カーケリング、続いて左のマット・ストラム。小さな当たりと集中打で流れをもぎ取った。
終盤は簡単ではない。8回はエメット・シーハンが1点を失った。9回はブレイク・トライネンが長打を浴び、ニック・カステヤーノスの二塁打で一気に2点差。なお無死だ。ここでアレックス・ベシアが踏ん張り、2死一三塁までこぎつける。最後は佐々木朗希。相手はターナー。初球はストライクで入る。2球目のゴロでゲームセット。最少球で火消しをやってのけた。
この1アウトだけの登板で、ポストシーズン2セーブ目になった。第1戦では大谷が先発で勝ち、佐々木が9回を締めた。日本出身の先発と救援が、同一のポストシーズン試合で勝利とセーブを分け合ったのは史上初だ。第2戦は形は違うが、最後はやはり佐々木だ。短い回を全力で、という役割がはまりつつある。
復帰までの道のりは短くない。右肩の不調で4月にIL。6月に60日ILへ移行し、9月24日に復帰した。レギュラーシーズンの最終成績は10登板、1勝1敗、防御率4.46、投球回36.1、奪三振28。数字だけ見れば平凡だが、役割が代われば景色も変わる。救援になってからは、球の強さと落差が素直に生きる。
特に落ちる球は光る。ワイルドカードでの締めでは平均100.6マイル、最速101.4マイルの速球に、約88マイルのスプリットを重ねた。速度差と落差で空振りを奪い、弱い当たりを量産した。第1戦でも101マイルを計測し、9回をゼロで締めた。第2戦は2球で完了。球速を見せる場面は少ないが、要所で強さを出せた。
この起用はチーム事情にも合う。今季のドジャースは救援の谷が目についた。だからこそ、先発の力と、役割を変えた若い腕で最後を固める。監督の意図は明快だ。短い回でゾーンへ強く投げる。四球を出さない。守りは堅く、内野の一瞬のプレーで勝ちをつかむ。第2戦の最後のワンプレーは、その絵の通りである。
試合全体で見れば、スネルの快投が土台だ。6回までゼロ。7回に打線が応えた。ウィル・スミスの一打は大きい。大谷の追加点も効いた。相手は終盤に粘ったが、最後の一線は越えさせない。シリーズは2-0。ロサンゼルスへ移動し、第3戦へ入る。
佐々木朗希にとっては、役割の手応えが増す一夜だ。長い回を投げなくてよい。全力で2球でも3球でも、勝ちに直結するアウトを取りにいく。比べるなら、駅で急行が一度だけ停まるようなものだ。短く強く、目的の場所へまっすぐに着く。今の彼は、その走り方が合っている。
投手成績
- 投球回数
- 0.1
- 投球数
- 2
- 被安打数
- 0
- 奪三振数
- 0
- 与四球数
- 0
- 死球数
- 0
- 失点数
- 0
- 自責点数
- 0
- NLDS第2戦の9回二死三塁で登板。トレイ・ターナーを二ゴロに打ち取り、2球で試合を締めて今ポストシーズン2セーブ目。
記録
NEXT
- 単一ポストシーズン7セーブ到達で史上最多タイ(上原浩治らに並ぶ)
- シリーズを通じて無失点継続なら、救援転向後の価値を強く示す節目になる
- 第3戦でも機会が来れば、ディビジョン・シリーズでの複数セーブ記録に近づく可能性がある
COMPLETE
- 第1戦でプロ初セーブを記録
- 第2戦でポストシーズン2セーブ目を記録
- 日本出身の先発(大谷)と救援(佐々木)が同一ポストシーズン試合で勝利とセーブを記録したのは史上初
次回の試合
次戦はロサンゼルスでの第3戦。現地時間2025年10月8日18:00開始(太平洋時間)、日本時間10月9日10:00、会場はドジャー・スタジアム。予告先発はロサンゼルス・ドジャースが山本由伸、フィラデルフィア・フィリーズがアーロン・ノラ。シリーズはドジャースが2-0で先行中だ。
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参考URL
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- Blake Snell shines on mound and Dodgers hold off Phillies 4-3 for 2-0 lead in NLDS - AP News
- Four-run inning sends Dodgers to 2-0 NLDS edge on Phillies - Reuters
- Roki Sasaki 2025 pitching Stats Per Game - ESPN
- Dodgers 5-3 Phillies (Oct 4, 2025) Box Score - ESPN
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- Dodgers' Roki Sasaki: Secures second save of NLDS - CBS Sports
- Dodgers' Roki Sasaki: Nails down save in Game 1 win - CBS Sports
- Shohei Ohtani gets win, Roki Sasaki gets save in NLDS Game 1 - MLB.com
- Roki Sasaki bolsters Dodgers' bullpen in 2025 playoffs - MLB.com
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- Most saves by a pitcher in a single postseason - Guinness World Records