
2026年1月14日(水) 08:49
トップスピン・フォークの戦略化:石井大智の球質改造とWBC起用のジレンマ
ここに注目
改良フォークは国際戦で有効だが起用は短期集中と回復重視が必要
阪神の石井大智は、フォークボールをトップスピン化して決め球の質を高める改造に取り組んでいる。本人は昨年11月から練習を続け、2026年1月の自主トレで縦の落ちが増した手応えを語った。侍ジャパンの先行8人に選ばれ、国際舞台での起用が現実味を帯びている。
ただしWBCでの起用にはイニング管理のジレンマがある。WBCではMLB球の使用やピッチクロックの導入で投球環境が変わり、短いイニングの連投や局面投入が増えやすい。短期大会での集中登板は疲労を招き、球団はシーズン戦力の維持を優先する。現実的な落とし所は、侍側と球団が連携して運用を決めることだ。具体案としては、大会中は短いイニングに限定して局面で起用し経験を積ませ、帰国後は登板間隔を広げて回復を優先する協調運用が考えられる。こうした運用なら、石井の改良球は国際舞台でも威力を発揮し、阪神の長期戦力を守れる可能性が高い。今後は侍と球団の意思疎通がカギになる。
投球分析の観点では、トップスピン化により縦の落差が増え、制球の範囲が狭まることで決め球として機能しやすくなる。阪神の投球データでもフォークの使用頻度は節約傾向にあり、改良後は用途が広がると期待できる。WBCでは球種の使い分けとイニング配分で最大効果を狙うべきだ。
ポイント
Q
トップスピン・フォークとは何か?A
フォークの回転を上向きにして縦に落とす変化球で、落差で三振や見逃しを狙う球種である。
Q
石井の改良はいつ始まった?A
本人は昨年11月から改良に取り組み、2026年1月の自主トレで手応えを語った。
Q
WBC起用の最大の懸念は?A
短期大会での投球負担と、球団が求める長期的なイニング管理の両立が難しい点である。
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