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2026年1月12日(月) 13:55

公開自主トレの“集客 vs 安全”問題:無料開放が生む実務課題


ここに注目

無料開放は集客効果と運営安全の両立が課題である

場の内外を無料で開放する自主トレが近年増え、選手を間近で見る機会が広がった。観客の期待は高まる一方、来場者の増加は運営側に実務負担をもたらしている。

現場では盗難や置き引き、迷惑駐車、出入口の混雑などが課題になっている。阪神タイガースの2軍拠点では、警備が「盗難、置き引きが多発しております」と繰り返し呼びかけた事例が報じられた。

一方で球団側は集客と交流を重視している。福岡ソフトバンクホークスはタマスタで一部スタンドを無料開放し、見学ツアーに定員と事前申込枠を設けている。北海道日本ハムファイターズも内野開放の日時や収容数を明記し、駐車の注意を呼びかけている。

自治体は周辺道路の規制や駐車場施策で対応を進めている。北広島市は試合日に駐車禁止区域や看板を設置し、迷惑駐車対策に乗り出している。

運営面では、入場整理券の配布や時間帯の分散、警備の増員、事前販売の駐車券導入などで実務負担を下げることが可能だ。

集客メリットを維持しつつ安全を確保するには、費用負担の明確化や運営マニュアルの整備、警備や交通誘導の外部委託と収支計画が不可欠だ。球団は事前情報の発信を強め、自治体は周辺住民への配慮と連携体制を整備する。双方が役割を分担し、運用を標準化すれば無料開放の価値は保てる。

実行計画を早期に作成し、次の自主トレ期に備えるべきだ。

ポイント

Q
公開自主トレでどんな危険がある?
A
置き引きや盗難、駐車による通行妨害、出入口の混雑などが実際に報告されている。
Q
球団はどんな運用改善をしている?
A
事前申込や定員制の見学、入場整理券、駐車券の事前販売、警備員の増員などを試行している。
Q
自治体は何を実施すべきか?
A
周辺道路の規制や駐車禁止、公共交通の促進、住民への周知や警察との連携が必要である。

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